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心ほどきルーム ゆらぎ
――愛されないと思い込んで生きてきた私が、人生のパターンを変えた物語
■ はじめに
夫婦関係・DV・自己否定・愛されない苦しみ。 そして、大切な人の突然の病気による不安。 私はこれらを実際に経験してきました。
だからこそ、同じ痛みを抱える女性の心に、そっと寄り添うことができます。
■ 幼少期:比較と孤独の中で育った私
昭和40年生まれ。 姉と比べられ、「できない子」と言われ続けた幼少期でした。
夜は広い部屋の真ん中に一人。 布団の冷たさ、暗闇の静けさ、祖母の遺影の優しい表情だけが心を支えてくれました。
服はいつもお下がり。 「欲しい」と言えないまま、我慢することが当たり前になっていきました。
■ 思春期:透明人間のようだった日々
中学生の頃、突然クラス全員から無視されました。 教室のざわめきの中で、自分だけ音が消えたような感覚。
それでも、他のクラスに居場所を見つけたことで、 「人は、たった一人でも理解者がいれば強くなれる」 と気づきました。
■ 高校生:生い立ちの真実を知った日
提出書類の「養女」の文字。 母から語られた、生まれてすぐ親戚をたらい回しにされていた事実。
胸の奥がぎゅっと締め付けられ、 幼い頃の違和感が一気につながっていきました。
■ 若い頃:守るべき存在との出会い
頼れる大人もお金もなく、夜の世界で働きました。 タバコの煙、ネオンの光、酔った客の声。 泣きながら耐える日々の中で出会った男性との妊娠。
「この子だけは絶対に守りたい」 その思いが、私を生かし続けました。
■ 結婚・離婚・再婚:繰り返される暴力のパターン
夜逃げした夫。 ギリギリの生活、長時間労働。 再婚後も暴力が繰り返されました。
「どうして私は同じ苦しみを繰り返すの」 「私は幸せになってはいけないの」 そう思い込み、自分を責め続けました。
■ 心の学び:人生のパターンに気づいた瞬間
心理学に出会い、私は初めて知りました。
人は幼少期の思い込みを無意識に繰り返す。
私はずっと 「愛されない存在」 「我慢しなければいけない存在」 だと思い込んで生きていました。
その思い込みに気づいた時、 胸の奥で固まっていた氷が溶けていきました。
■ 現在:境界線を守れるようになった私
今の私は、 自分の心が傷つく関係には境界線を引く という生き方を選んでいます。
長い人生の中で、家族や人間関係の中で大きな衝突や揺らぎを経験し、 「家族であっても、心を守るために距離を置くことが必要な時がある」 と気づきました。
そんなある日、夫から突然「希少がん」と告げられました。 電話越しの静かな声、わずかな震え。 胸の奥がざわつき、世界が一瞬止まったように感じました。
希少な病気ゆえに情報が少なく、治療できる病院も限られていました。 私は不安で押しつぶされそうになりながらも、 夜遅くまでネットで情報を探し、受け入れてくれる病院を必死に探しました。
「私にできることは全部やりたい」 その思いで、食事療法も独自に取り入れました。
その過程で私は、 できることとできないことを分けること 相手を支えながらも自分を責めないこと 揺らぎの中でも落ち着いて物事を整理すること を少しずつ身につけていきました。
夫の病気は、 境界線は冷たさではなく、支えるために必要なもの だということを教えてくれました。
■ カウンセラーとしての理念
人は幼少期の思い込みを無意識に繰り返します。 そのパターンに気づけば、人生は必ず変えられます。
私は、その気づきを届けたいと思っています。